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2018-07-21

[][] 基礎法学総合シンポジウム「〈所有権〉を問い直す──基礎法学の挑戦」  基礎法学総合シンポジウム「〈所有権〉を問い直す──基礎法学の挑戦」 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  基礎法学総合シンポジウム「〈所有権〉を問い直す──基礎法学の挑戦」 - 日曜社会学>社会学的告知  基礎法学総合シンポジウム「〈所有権〉を問い直す──基礎法学の挑戦」 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

第1部 報告
  • 横山美夏「所有権の比較法的考察──フランス法の所有(propriété)概念」
  • 橋本誠一「日本における近代的所有権の形成」
  • 三成美保「ジェンダー視点から問う所有権」
  • 若松良樹「所有の意義について──財産所有性民主主義論をてがかりに」
  • 尾崎一郎「所有権の社会的機能──過少から過剰へ」
第2部 総合討論
  • 司会: 南野佳代、高村学人
  • 主催:基礎法学系学会連合、日本学術会議法学委員会
  • 連絡先: 基礎法学系学会連合 事務局 kisohogaku[at]gmail.com
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2018-05-26

[] 瀬戸内哲学研究会:連続セミナー「現象学的アプローチの諸相」  瀬戸内哲学研究会:連続セミナー「現象学的アプローチの諸相」 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  瀬戸内哲学研究会:連続セミナー「現象学的アプローチの諸相」 - 日曜社会学>社会学的告知  瀬戸内哲学研究会:連続セミナー「現象学的アプローチの諸相」 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

f:id:contractio:20180222115412j:image:w500


瀬戸内哲学研究会:連続セミナー「現象学的アプローチの諸相」

趣旨

 フッサールにはじまる(とされる)現象学の方法を「経験の観点」や「一人称的な観点」によって特徴づけるとするならば、そこで当然出てくる疑問のひとつは「自分のものとしてアクセスできない経験やそれによって開かれる世界について、現象学は(どのように)探求を行うことができるのか?」というものでしょう。そうした経験や世界のわかりやすい例として、古代人のそれや精神疾患を持つ人のそれを挙げることができます。しかし、自分のものとしてアクセスできないという意味では、およそ一般に自分以外の人びとの経験や世界についても同様だと言わなければなりません。それらの経験や世界について何も手出しできないのだとすると、現象学的な方法はずいぶんと射程の狭いものだということになります。

 こうした問題に対して現象学の側からはさまざまな応答が可能ですが、今回の連続セミナーでは、隣接領域における現象学の受容という観点からこの問題を取り上げます。社会学・考古学・当事者研究・精神医学という領域からスピーカーをお招きして、

  1. 現象学的な方法がそれぞれの領域にどのように受け止められたのか、
  2. この方法はそれぞれの領域において実際にどれくらいの成果を上げたのか・上げることが期待できるのか

についてお話しいただき、それを題材としたディスカッションを行います。

スケジュール
  • 第1回 「現象学エスノメソドロジー」 2018年5月26日(土) 14:00–17:00
    • 講演:前田泰樹(立教大学)・酒井泰斗(会社員、ルーマンフォーラム)
    • 会場:岡山大学津島キャンパス法文経一号館3F全学共通スペース3-4(355教室)
  • 第2回 「現象学的考古学」 2018年6月1日(金) 14:00–16:00
    • 講演:松本直子(岡山大学
    • 会場:岡山大学津島キャンパス法文経一号館2F文学部会議室
  • 最新情報はこちらでお知らせします。https://setouchi-philosophy.weebly.com
  • 参加費無料(車で来訪する場合の駐車場代は各自にご負担いただきます)。第1回については、スペースの都合上、事前に参加登録をお願いします(申し込み多数の場合会場を変更します)。その他の回については事前登録不要です。
  • 問い合わせ・事前登録はこちらにお願いします:岡山大学文学部 植村玄輝(uemurag[at]okayama-u.ac.jp)
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2018-03-27

[] アクターネットワーク理論と社会学研究会  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

1)13:00〜15:00ごろ

  • 「アネマリー・モルの実行概念(enactment)について(仮)」
    話題提供者:浜田 明範 氏(関西大学
  • 文献:Mol, A., 2002. The body multiple : ontology in medical practice. Duke University Press.(=浜田明範・田口陽子訳, 2016. 『多としての身体 : 医療実践における存在論』水声社.)

2)15:00〜17:00ごろ

※ご参加予定の方は、できる限り事前に上掲の書籍・論文をお読みの上、ご参加ください。

今回は、アクターネットワーク理論の主題のひとつである「実在」「存在」の問題について考えます。

 第一報告で取り上げられるモルは、医療・身体の領域でのフィールドワークを続けつつ、「実在」「存在」をめぐる議論を展開してきたアクターネットワーク理論の中心人物のひとりです。同じ(と一般にみなされている)もの(例、動脈硬化)がじつは違う場所では違う形で取り扱われており、にもかかわらず、それらが「同一の存在」とされる(それによって患者の治療が成り立っている)という不思議さ、「同一の存在」とされること(あるいはその多様性を開いてみせること)の意味をめぐって議論できればと思います。

 第二報告では、近年の社会学や人類学、哲学等における「新しい物質主義」(New

Materialism)の展開についてご報告いただきます。近年、アクターネットワーク理論のほかにも、「存在」、あるいは一般的な言い方をすれば「モノ」を主題として取り上げるアプローチが出てきています(ハーマンらの思弁的実在論フーコー的な系譜学、アセンブラージ学派など)。それらのアプローチとの対比の中で、アクターネットワーク理論の「モノ」のとらえ方の特徴とその利害得失について考え、さらには、モノとの関係を論じることの社会学・人類学的な意義について考えたいと思います。

 活発な議論が期待されます。多くの方のご参加をお待ちしています。

この研究会について:フランスの社会学者ブリュノ・ラトゥールと彼(ら)の提唱するアクターネットワーク理論について検討しています。モノと切断された近代的な「人間」観や「社会」観、それらの背後にある「人間/自然」「主体/客体」といった二分法を根底から覆そうとするラトゥールらの議論は、フランス国内にとどまらず、また狭義の科学・技術論にとどまらず、多くの社会学者や人類学者に影響を与えてきました。この研究会では、ラトゥールやアクターネットワーク理論にかかわる文献を検討し、その社会学的な展開の可能性を考えます。学説史・理論的なアプローチとともに、科学社会学・産業社会学・医療社会学・環境社会学・メディア論・イノベーション論・社会変動論での展開など、多様な観点から検討していきたいと思っています。

  • 連絡先:y_ttis@yahoo.co.jp (立石 裕二、関西学院大学
    ※準備の都合上、参加予定の方はできるだけ事前にご連絡ください。また、今回は参加できない場合でも、ご連絡いただければ次回以降の開催予定等を共有させていただきます。
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2018-03-18

[] ことば・認知・インタラクション6  ことば・認知・インタラクション6 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  ことば・認知・インタラクション6 - 日曜社会学>社会学的告知  ことば・認知・インタラクション6 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

http://www.jdri.org/archives/888

会話は、ことばと認知とインタラクションが出会う場です。私たちのプロジェクトでは、言語学・心理学・会話分析・認知科学情報工学など、さまざまなアプローチから会話や話し言葉の諸現象に関する研究を行なっています。今回は2013年から数えて6回目の開催となります。今回は、新たな試みとして、「言語・相互行為研究の新展開:多様な場面の会話データから見えてくること」と題したパネル討論を設けることにしました。多彩なパネリストとともに活発に議論したいと思います。多くの方の参加をお待ちしております。

13:00-13:10 開会挨拶
13:10-13:50 講演1:森本郁代(関西学院大学
援助はどのように行われるか:サービス場面の相互行為分析
14:00-14:40 講演2:高梨克也(京都大学
会話する動機:職務でのコミュニケーションの分析に向けて
15:00-15:40 講演3:黒嶋智美(玉川大学
同定・確認作業における「見ること」の相互行為的基盤
15:50-17:30 パネル討論「言語・相互行為研究の新展開:多様な場面の会話データから見えてくること」

司会: 伝康晴(千葉大学
パネリスト: 西阪仰(千葉大学
土屋俊(大学改革支援・学位授与機構)
鈴木宏昭(青山学院大学
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2018-02-24

[] アクターネットワーク理論と社会学研究会  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

1)13:00〜15:00ごろ
  • 「『We Have Never Been Modern』の文献研究」
    話題提供者:額賀淑郎 氏(上智大学
  • 文献:Latour, B., 1993. We Have Never Been Modern. Harvard University Press. (フランス語版は1991)(邦訳:川村久美子訳, 2008. 『虚構の「近代」 : 科学人類学は警告する』. 新評論.)
2)15:00〜17:00ごろ
  • 研究報告等が入る可能性あり(未定)

※ご参加予定の方は、できる限り事前に上掲書をお読みの上、ご参加ください。

今回は、ラトゥールの主著のひとつである「We have never been modern」を取り上げます。良くも悪くも「近代」的な学問といえる社会学をはじめ、いわゆる「近代」的な認識の根源には、人間/非人間、(人間のみを扱う)政治/(非人間のみを扱う)科学という二分法があることを指摘した上で、そうした二分法を排したシメトリカルな認識の必要性を論じた本書は、批判・反論もふくめて大きな反響を呼んできました。本書を手がかりにして、その後の議論の蓄積にも目を向けつつ、モノと切断された近代的な「人間」観や「社会」観の問題性(あるいは、その不可避性?)、ラトゥールの近代性論の射程(やその限界)について考えたいと思います。

この研究会について:フランスの社会学者ブリュノ・ラトゥールと彼(ら)の提唱するアクターネットワーク理論について検討しています。モノと切断された近代的な「人間」観や「社会」観、それらの背後にある「人間/自然」「主体/客体」といった二分法を根底から覆そうとするラトゥールらの議論は、フランス国内にとどまらず、また狭義の科学・技術論にとどまらず、多くの社会学者や人類学者に影響を与えてきました。この研究会では、ラトゥールやアクターネットワーク理論にかかわる文献を検討し、その社会学的な展開の可能性を考えます。学説史・理論的なアプローチとともに、科学社会学・産業社会学・医療社会学・環境社会学・メディア論・イノベーション論・社会変動論での展開など、多様な観点から検討していきたいと思っています。

  • 連絡先:y_ttis[atmark]yahoo.co.jp (立石 裕二、関西学院大学
    ※準備の都合上、参加予定の方はできるだけ事前にご連絡ください。また、今回は参加できない場合でも、ご連絡いただければ次回以降の開催予定等を共有させていただきます。
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2018-02-20

[] 中河伸俊講演会「転調論」  中河伸俊講演会「転調論」 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  中河伸俊講演会「転調論」 - 日曜社会学>社会学的告知  中河伸俊講演会「転調論」 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

事前申込不要。

制度的裏付けを持つ各種の作り物(フィクション)がテーマだとのこと。

第5回質的調査連絡会:中河伸俊「転調論──ゴフマンのフレーム分析を乗りこなすためのいくつかの試行」

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2017-11-05

[] 第90回 日本社会学会大会  第90回 日本社会学会大会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  第90回 日本社会学会大会 - 日曜社会学>社会学的告知  第90回 日本社会学会大会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

http://www.gakkai.ne.jp/jss/2017/11/04000000.php

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2017-11-04

[] 第90回 日本社会学会大会  第90回 日本社会学会大会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  第90回 日本社会学会大会 - 日曜社会学>社会学的告知  第90回 日本社会学会大会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

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2017-09-23

[] アクターネットワーク理論と社会学研究会  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

「Reassembling the socialは異質なアクターをつなぐネットワークたりうるか? ~翻訳稿を手がかりに可能性と限界を考える」

  • 報告者:伊藤 嘉高 氏(山形大学
  • コメンテータ1:見上 公一 氏(東京大学
  • コメンテータ2:栗原 亘 氏(早稲田大学)

今回は、ラトゥールの主著のひとつ、Reassembling the social(※)を翻訳中の伊藤嘉高さんにご発表いただきます。伊藤さんから事前にご提供いただいた訳稿をベースにしながら、今日の科学技術社会論(STS)や社会学理論の中で見たときのアクターネットワーク理論の特徴や意義、問題点などについて議論したいと思います。主としてSTSの視点から見上公一さん、社会学の視点から栗原亘さんにコメントをお願いしています。活発な議論が期待されます。多くの方のご参加をお待ちしています。

(※)Latour, B., Reassembling the Social: An Introduction to Actor-Network-Theory (2005, Oxford University Press)

今回は第2部を中心に議論する予定です。


この研究会について:フランスの社会学者ブルーノ・ラトゥールと彼(ら)の提唱するアクターネットワーク理論について検討しています。モノと切断された近代的な「人間」観や「社会」観、それらの背後にある「人間/自然」「主体/客体」といった二分法を根底から覆そうとするラトゥールらの議論は、フランス国内にとどまらず、また狭義の科学・技術論にとどまらず、多くの社会学者や人類学者に影響を与えてきました。この研究会では、ラトゥールやアクターネットワーク理論にかかわる文献を検討し、その社会学的な展開の可能性を考えます。学説史・理論的なアプローチとともに、科学社会学・産業社会学・医療社会学・環境社会学・メディア論・イノベーション論・社会変動論での展開など、多様な観点から検討していきたいと思っています。

  • 連絡先:y_ttis[at]yahoo.co.jp (立石)
  • ※準備の都合上、参加予定の方はできるだけ事前にご連絡ください。また、今回は参加できない場合でも、ご連絡いただければ次回以降の開催予定等を共有させていただきます。

[] ジンメル研究会大会  ジンメル研究会大会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  ジンメル研究会大会 - 日曜社会学>社会学的告知  ジンメル研究会大会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

非会員参加費 1000円。

  • 2017年9月23日(土) 14:00〜18:00
  • 専修大学神田キャンパス 2号館208号室

プログラム

自由報告
テーマセッション「ジンメルとアーリ──空間・モビリティ」
  • 吉原直樹「モビリティ・スタディーズからみたジンメル
  • 田中大介「現代社会におけるジンメル再読の複層的文脈──ネットワーク社会論・移動論的転回・物質文化論」
  • コメンテータ:徳田剛
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2017-09-09

[] 植村玄輝著『真理・存在・意識:フッサール『論理学研究』を読む』合評会  植村玄輝著『真理・存在・意識:フッサール『論理学研究』を読む』合評会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  植村玄輝著『真理・存在・意識:フッサール『論理学研究』を読む』合評会 - 日曜社会学>社会学的告知  植村玄輝著『真理・存在・意識:フッサール『論理学研究』を読む』合評会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

真理・存在・意識

真理・存在・意識

プログラム

  • 14:00~ 趣旨説明
  • 14:10~ 自著紹介(20分)
  • 14:30~ 評者による提題(1)富山豊氏
  • 14:55~ 評者による提題(2)葛谷潤氏
  • 15:20~ 評者による提題(3)秋葉剛史氏
  • 15:45~15:55 休憩
  • 15:55~16:40 著者の応答と議論
  • 16:40~17:40 フロアを含めて議論

開催趣旨

 『論理学研究』には独特な読みにくさがある。その第一巻をなす『プロレゴメナ』が(論理学的)心理主義をめぐる議論に対して相当の貢献をしたことは明らかだろう。また,その第二巻に提出された概念や思想が後のフッサール現象学にとって出発点となったことも疑いえない。これらのことは入門書に目を通せば比較的容易に知りうることだが,いざテキストそのものに立ち向かってみると,フッサールの論述は入り組み,しばしば途方に暮れてしまう。難しさは論述のややこしさに由来するだけとはかぎらない。そもそも〈論理学に関する諸研究〉とも読めるタイトルを持つこの著作は,相互に関連すると考えられるいくつかの論考を寄せ集めた論集に近い形態を持っている。そこで読者は,全体を通底する統一的なテーマをうまく読みとれずに困惑するのである。

 実際,その第二巻についてはフッサール自身がこう書いている。「このように不備もあり,思考の筋道の多くが完全に明瞭であるとは言えない著作を公にするのは小さからぬ冒険であった。それは著者〔フッサール〕の十分自覚するところである。本書を構成する諸研究は,そもそも公刊を意図して編成されたものではない。認識論をいっそう体系的に基礎づけるための基礎,言い換えれば純粋論理学を認識論的に解明するための基礎としては筆者にとって役立つだろう,そういう性格のものだった」(XIX/2, 783)。だが,そうは言っても二巻合わせて800頁近くにもなるこのテキストのうちに,フッサールという哲学者の抱いていた全体的な哲学像を示唆するいくばくの手がかりもないと考えるのはむしろ不自然だろう。事実,周知のように,フッサールは後にこの著作を「突破口」(XVIII, 8)と呼ぶことになるが,その意味は単にここで現象学がはじまったというにとどまるものではないかもしれない。

 この点で,今年3月に上梓された植村玄輝氏の著作『真理・存在・意識フッサール『論理学研究』を読む』(知泉書館)は,『論理学研究』のテキストのうちに「フッサール哲学」(必ずしも「フッサール現象学」ではない)とも呼べる,包括的・統一的な哲学的構想を浮かび上がらせようとする野心的な著作であると言える。氏のこれまでの研究を知る者ならば,この著作を目論見と内実を一読して済ますことは許されないということも理解しうるであろう。本書は,フッサール哲学を形而上学構想として読むという清新(かつ多かれ少なかれ挑戦的)なアイディアのもとに,テキストの綿密で丁寧な読解に溢れている。あらゆる点からみて,本書の検討はフッサール研究の今後にとって重要な意味を持つだろう。

 評者として富山豊(東京大学),葛谷潤(日本学術振興会専修大学),秋葉剛史(千葉大学)の三氏にご登壇いただく。富山豊氏は初期および中期フッサールの志向性理論に関して優れた業績を持ち,その見識は『論理学研究』を中心的に扱った当該著作の検討に不可欠である。葛谷潤氏はフッサールのみならず英米圏現代哲学への造詣も深く,当該著作の読解に奥行きを与えてくれるだろう。秋葉剛史氏は『論理学研究』を扱った業績を持ちながら,現在では日本における現代形而上学研究の中心で活躍している。「真理」と「存在」をモチーフとする植村の著作を氏の視点から独自に検討していただく。

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2017-09-03

[] メルロ=ポンティサークル第23回大会  メルロ=ポンティサークル第23回大会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  メルロ=ポンティサークル第23回大会 - 日曜社会学>社会学的告知  メルロ=ポンティサークル第23回大会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

[] 第41回 ベルクソン哲学研究会  第41回 ベルクソン哲学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  第41回 ベルクソン哲学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知  第41回 ベルクソン哲学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

  • 日時 : 2017年9月3日(日)14:00より
  • 場所 : 東京大学 本郷キャンパス 法文一号館 115教室
  • プログラム(タイトルは変更される場合があります)
    • 14:00〜15:00 中原真祐子(東京大学)「ベルクソンの「夢」の議論をめぐって」
    • 15:10〜16:10 磯島浩貴(大阪大学)「ベルクソンの直観は真理探求の方法となりうるのか−−ラッセルの直観批判に答える−−(仮)」
    • 16:40〜17:40 原健一(北海道大学)「なぜ再認は進展でなければいけないのかーー『物質と記憶』第二章における記憶の実在証明」

なお、研究会終了後、本郷近辺にて懇親会(参加費¥3500程度)を開催いたします。

会場の予約が必要ですので、参加を予定されている方は、お手数ですが、8月26日までに世話人(岡嶋)までメールにてご連絡ください。

  • 【今回世話人】岡嶋隆佑 okajimaryusuke[at]gmail.com
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2017-08-26

[] 第120回 哲学/倫理学セミナー  第120回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  第120回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知  第120回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

  • 小泉圭徳「リクールの倫理学における再形象化の概念について」

ポール・リクールは『時間と物語』において物語り行為を筋を案出する段階にとどまらず、読者による受容の段階まで包括する一連の活動であるとした。読者の需要の段階を「再形象化」と彼は呼ぶ。本発表の主題はこの再形象化の概念を考えることである。 『時間と物語』以降、『他者のような自己自身』、『記憶、歴史、忘却』などの著作においてこの再形象化の概念が取りあげられているが、その意味するところは一定でない。このことはリクール解釈における課題の一つとなっている。

発表では、『他者のような自己自身』における「再形象化」の概念を中心に、倫理学の次元に限定して、分析する。リクールが「小エチカ」と自称する倫理学において、この概念が果たす役割を明らかにすることが本発表の目的である。

    • 【参考文献】
  • 中野裕考「カントのエナクティヴィズム」

 カントは『純粋理性批判』第二版第二十四節で「主観の行為としての運動」に言及しつつ、構想力についてかなり難解な考察を展開している。この箇所は一般に自己触発論と呼ばれ、悪しき心理学的説明として忌避されてきた。本発表はこの箇所を、現代知覚論における「エナクティヴィズム」の先駆形態として再評価することを提案してみる。もちろん現代知覚論の議論がそのままカントに当てはまるわけではないので、第一節でまず「カントのエナクティヴィズム」の内容を、アルヴァ・ノエの『知覚の中の行為』を参照しつつ確定させることから始める。続いて第二節でそれがカントのテクストにおいて実際に読みとりうる内容であることを示す。第三節で予想される反論に応え、第四節で以上の解釈が第二版演繹論においてもつ含意を見る。

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2017-08-06

[] 臨床実践の現象学会第3回大会  臨床実践の現象学会第3回大会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  臨床実践の現象学会第3回大会 - 日曜社会学>社会学的告知  臨床実践の現象学会第3回大会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

プログラム
  • 09:00〜9:30 大会長講演 榊原哲也「現象学だからできること」
  • 09:40〜10:25 個人研究発表1 小泉朝未「意味がわからずとも踊りだす身体〜ダンスワークショップの記述から〜」
  • 10:30〜11:15 個人研究発表2 坂井志織「つながりにくい時間―しびれている身体で生きられた時間」
  • 11:20〜12:05 個人研究発表3 竹谷美佐子「舞踏の稽古における技法の獲得過程の考察:指導者と生徒の知覚と行為の循環関係を手がかりとして」
  • 13:30〜14:15 個人研究発表4 戸田千枝「中期中絶のケアをめぐる経験の語り―生まれたことを無しにしたくない―」
  • 14:30〜17:30 大ラウンドテーブルディスカッション「身体経験の成り立ち」
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2017-06-03

[] シンポジウム:「少子化対策」のゆくえと課題  シンポジウム:「少子化対策」のゆくえと課題 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  シンポジウム:「少子化対策」のゆくえと課題 - 日曜社会学>社会学的告知  シンポジウム:「少子化対策」のゆくえと課題 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

2017年6月3日(土) 14:00-16:30

東京麻布台セミナーハウス (日比谷線「神谷町」徒歩5分)

参加費:2000円

  • 高校保健・副教材事件とは何だったのか――教育に少子化対策がやってきた/くる (柘植あづみ・西山千恵子)
  • 企業婚活は序の口?――暴走「少子化対策」に抗するには (皆川満寿美)
  • 性教育バッシングと現在の状況 (大橋由香子)
  • 塗りつぶされるプライド――ネグレクト/歴史修正/改ざん (大塚健祐)
  • 「卵子の老化」言説の作られ方 (田中重人)
  • 性差言説のド原則論と科学リテラシー (高橋さきの)
  • 討議&質疑 ほか
http://d.hatena.ne.jp/remcat/20170509
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2017-05-20

[] アクターネットワーク理論と社会学研究会  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知  アクターネットワーク理論と社会学研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

今回は、フランス社会学の理論・学説史をご専門とする池田祥英氏と村井重樹氏をお招きし、アクター・ネットワーク理論の中心人物であるラトゥールの議論について、タルドブルデューといったフランス社会学の文脈/系譜に照らしつつ検討したいと思います。興味深い議論が期待されます。多くの方のご参加をお待ちしています。

1)13:00~ 話題提供:「タルドとラトゥールのつながり」

概要:ラトゥールはアクター・ネットワーク理論(ANT)を構想するにあたり、過去の社会学のなかでは特にガブリエル・タルドの学説に注目し、そこにANTの萌芽を見出している。タルドと言えば、「模倣」という概念を中心に据えた心理学寄りの社会学者という印象が強いが、ラトゥールはタルドの学説のどのような点に着目しているのだろうか。またラトゥールが着目する観点はタルドの業績全体のなかでいかなる位置を占めているのだろうか。本報告ではこの二つの点について検討していく。

2)15:00(予定)~ 話題提供:「ラトゥール社会学とブルデュー社会学」

概要:本報告は、ラトゥール社会学とブルデュー社会学を考察の対象とし、彼らの方法論の相違について検討するものである。ラトゥールとブルデューはともに、記述の分量はそれほど多くないものの、それぞれの社会学に対して批判的な見解を示している。本報告では、ラトゥールとブルデューによる双方への批判的言及を取り上げて考察することによって、彼らの概念、方法、およびパースペクティブの相違について検討する。


この研究会について:フランスの社会学者ブルーノ・ラトゥールと彼(ら)の提唱するアクターネットワーク理論について検討しています。モノと切断された近代的な「人間」観や「社会」観、それらの背後にある「人間/自然」「主体/客体」といった二分法を根底から覆そうとするラトゥールらの議論は、フランス国内にとどまらず、また狭義の科学・技術論にとどまらず、多くの社会学者や人類学者に影響を与えてきました。この研究会では、ラトゥールやアクターネットワーク理論にかかわる文献を検討し、その社会学的な展開の可能性を考えます。学説史・理論的なアプローチ、近代化論・社会変動論の視座からの検討、産業社会学・医療社会学・環境社会学・イノベーション論での展開など、多様な観点から検討していきたいと思っています。

  • 連絡先:y_ttis[at]yahoo.co.jp (立石 裕二、関西学院大学
    ※準備の都合上、参加予定の方はできるだけ事前にお知らせください。また、今回は参加できない場合でも、ご連絡いただければ次回以降の開催予定等を共有させていただきます。
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