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2007-10-16

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  • 10月28日(日)16:00〜(3時間程度を予定、終了後懇親会あり)
  • 武蔵大学7号館3階社会学部実習室2(7308教室)[map]

  • 第1報告 田中大介(筑波大学大学院博士特別研究員、都市社会学)
    「日本社会と〈私〉をつなぐコンビニ——情報型資本主義と消費ネットワーク——」

ひとの目を気にせず、ふらっと立ち寄り、何を買うでもなくふらっと出て行ける気楽な〈私〉が離合集散する場所。コンビニは、こうした無数の〈私〉が〈私〉であることを可能にする高度に情報管理化したネットワークとして遍在している。本報告では、コンビニという装置と〈私〉の快楽が接続する構造を解きほぐすことによって、ナショナリズムとも言い難い、だらしなくも精妙な日本社会の一断面を記述したい。とりわけコンビニ(とそこにあつまる〈私〉)が、中心としてのアメリカの消費様式と周縁としての(日本を含む)アジアの非正規雇用という二つの「外部」をやんわりと内部化することによって成立した「日本的ネットワーク」であることが問題になるだろう。

  • 参考文献:田中大介 2007 「CVSの『セーフティステーション化』の論理——2000年代における消費空間の管理社会的変容——」『社会学ジャーナル』第32号筑波大学社会学研究室
  • 第2報告 新雅史(東京大学大学院、労働社会学/スポーツ社会学)
    「コンビニの歴史社会学——自生的秩序と計画の観点から——」

 コンビニが登場して約30年ほど経つが、その初期的発展を支えたのは、酒屋・米屋といった零細小売業者の存在であった。この歴史的経緯は、今にいたるまで、以下の点でコンビニの存在を規定している。?それまでの家業的経営が「夫婦による近代的経営」と翻訳されることによってコンビニの24時間365日営業が正当化された。?数少ない規制商品を販売していた際は消費者ニーズを先取りすることが可能であったが、コンビニの長時間営業と多品種販売はそうした以前の「専門性」を削り落としてしまった。

 オーナーの「専門性」は人のマネジメントに位置づけられる一方で、商品発注は「消費者=素人=不安定就労者」のアドホックな欲望が反映されることになった。

 当日は、コンビニの出自を零細小売という存在からまなざしつつ、都市空間における「自生的秩序と計画」の問題を歴史的な視点から考察することをこころみたい。

  • 参考文献:
    • 新雅史(2005)「労働をとりまく新しい合理性」『書評ソシオロゴス』1
    • 新雅史(2006)「消費と労働による「自己実現」の果てに」『論座』2006年10月号
    • 新雅史(2007)「被差別部落の酒屋がコンビニに変わるまで」遠藤薫編『グローバリゼーションと文化変容』、世界思想社
  • コメンテーター 原口剛(大阪市立大学COE研究員、都市社会地理学)
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