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2008-03-01

[] 第2回関東社会学会研究例会:社会学における歴史的資料の意味と方法  第2回関東社会学会研究例会:社会学における歴史的資料の意味と方法 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  第2回関東社会学会研究例会:社会学における歴史的資料の意味と方法 - 日曜社会学>社会学的告知  第2回関東社会学会研究例会:社会学における歴史的資料の意味と方法 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

http://wwwsoc.nii.ac.jp/kss/meeting/information.html#section_2

  • 日 程: 2008年3月1日(土)14:00〜18:00
  • 場 所: 日本女子大学目白キャンパス百年館低層棟2F 204教室
  • 報 告:
    • 報告(1):香西豊子(東京大学大学院・日本学術振興会)「『人体』の記述、『社会』の記述」
    • 報告(2):角田隆一(東京都立大学大学院)「写真の語りから何をみるのか?」(仮)

野上 元(担当理事・筑波大学

 「歴史社会学」という領域は固有の研究対象を持たず、あえて言うならば、歴史的な研究をめぐる方法群の総称としてあるにすぎないように思える。ただ、近代化に伴う社会変動に対する鋭敏な感性として社会学が誕生してきたのは事実だから、その出発点にあった問題意識を尊重し受け継いでゆく限りにおいて社会学全体が「歴史」化していったといえるのだろうし、近代化の検討に限らずとも、比較社会学的な方法と相俟って、社会学は常に歴史的な視角を内包してきたといえる。ただ、そこまで言ってしまえば、「歴史社会学」という領域の自立にこだわる必要性は、それほどないようにもみえる。

 本部会「社会学における歴史的資料の意味と方法」は、「歴史社会学」という研究領域を立てることをせず、むしろ社会学の研究一般を支える歴史的な資料の利用や記述の編制について、広く自由な議論の場を用意するために立ち上げられた。今後も様々な調査データが大量に社会学的検討に付されてゆくことは容易に想像することができるが、一方で歴史的なデータの検討もまた、社会学に新たなリアリティを与え続けるはずだろう。

 1年目の本部会では特に、「社会学における歴史的資料の意味と方法」というテーマを掲げて、この課題に取り組んでゆくことにしたい。来年春に予定されている第2回研究例会では、『流通する「人体」』(勁草書房)を最近上梓され、膨大な言説を重ね合わせて「人体」の流通をめぐる歴史社会学を叙述して私たちの「身体」をめぐる意味論の構造を浮かび上がらせた香西豊子氏(東京大学大学院・日本学術振興会)、また、「記憶メディアとしての写真」という観点から、さまざまな写真実践の検討を通じて、記憶やノスタルジアの問題を考察されている角田隆一氏(東京都立大学大学院)の両名に報告していただき、その資料実践を紹介していただく予定である。参加者同士も含めて刺激を与えあい、有効な方法意識を緩やかに共有してゆくことができるのではないかと期待している。

 また、来年6月に予定されている大会テーマ部会では、高野光平氏(茨城大学)、佐藤香氏(東京大学)、高田知和氏(東京国際大学)といった、歴史的データの利用がその社会学的探究に見事に内在化されている方々に登壇していただき、両者の関係を更に多角的に議論する場を設ける予定である。

トラックバック - http://socinfo.g.hatena.ne.jp/contractio/20080301