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2009-03-28

[] 第五五回 哲学/倫理学セミナー  第五五回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  第五五回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知  第五五回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

http://pe-seminar.hp.infoseek.co.jp/

第一部  13時30分から14時30分まで

  • 構想発表 「『全体性と無限』における「政治的なもの」について」 田中 隆伯

レヴィナスの第一の主著である『全体性と無限』は、その序文において、「政治」と「道徳」を対置させるところから主題設定を試みている。そして、そのような主題設定が、本書の後半に見られる「政治的存在」と「宗教的存在」の区別といった表現に響いており、ひとつの議論の道筋をかたちづくっているように思われる。

だが、一般に、「政治」ということばはその外延をかぎりなく広く設定することが可能であろう。また、レヴィナスによって「宗教」ということば

で象られるものの内実も文脈による振れ幅が大きいように思われる。

そこで、本発表では、「政治」と「宗教」ということばの周辺に配置されている論点を取り上げることで、レヴィナスによって提示されるいくつかの概念の内実を明らかにし、議論の展開を部分的に辿っていくことにしたい。

第二部  14時40分から16時40分まで

  • 発表   「直観受容と自発性――カント理論哲学に関する一考察――」  中野 裕孝

私たちが慣れ親しんでいる理解によると、経験的直観は私たちの側からのいかなる働きかけもなく全く受動的に与えられる、というのがカントの考えだったことになっている。直観のアプリオリな形式である空間時間は主観的条件だと位置づけられてはいるけれども、それはあくまで受容性の条件であって自発性とは無縁だという。

このような標準的なカント理解が『純粋理性批判』のテクストそのものの内に決定的な支えを見出しうるかどうかというと、実は問題はそれほど単純ではない。本発表ではまず、直観受容がいかなる自発性も必要としないという解釈を改めてカントのテクストにおいて立証しようとするローン・ファルケンシュタインの論拠を批判的に検証し、その試みが不成功に終わっていることをみる。次に、カントの運動概念に着目しつつ、自発性がなければいかなる直観の受容も不可能だという見方こそ、『純粋理性批判』が支持するものだったことを示したい。