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2010-01-30

[] 第六三回 哲学/倫理学セミナー  第六三回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  第六三回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知  第六三回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

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第一部  13時30分から14時30分まで
  • 構想発表 「規範の根拠」宮村 悠介

根源的な規範をめぐる哲学者の思考は、その哲学者が構想する倫理についての学の特徴と密接に関連している。道徳法則と定言命法をめぐるカントの思考も、〈人倫の形而上学〉という独特な学の構想を考慮しなければ、十分には捉えきれないようにおもわれる。本発表はこの学の性格に注意しつつ、「規範の根拠」をめぐるカントの思考を検討する。この検討を通じて、「よく生きる」という人間存在にとっての普遍的な課題における、学としての、あるいは形而上学としての、倫理学のあるべき位置と可能性を考えたい。


第二部  14時30分から15時30分まで
  • 構想発表 「交換と贈与」佐々木 雄大

贈与とは一体何だろうか。よく知られているように、M.モースの『贈与論』において贈与の問題は、「贈られたものに潜むどんな力が、受け取った人にその返礼をさせるのか」と問われていた。しかし、このように問うことによって、贈与はすでに取り逃されている。というのも、贈与があらかじめ返礼を期待するかぎりで、交換のうちに繰り込まれてしまっているからである。とはいえ、贈与が交換のもとでしか問われえないのは決して偶然ではない。では、もし交換に回収されない純粋な贈与というものがあるとすれば、それは一体いかなるものか。バタイユにおける贈与論を検討することによって、交換と贈与の問題について考えてみたい。

第三部  15時30分から16時30分まで
  • 構想発表 「コルプス(聖体=共同体)と倫理」三重野 清顕

ひとつの共同体のうちには、いかに希薄であるように見えても、個別的な構成員を結びつける紐帯としての共同性がある。そしてこのような共同性の起源を問うにあたって、その時間的構造に着目して考えることはひとつの重要なテーマとなりうるように思える。たとえばキリスト教的な共同体においては、時間のうちにおいて過ぎ去ったできごと(キリストの死と復活)が想起(アナムネーシス)され、直接的定在として現在化されることによって、そのつどキリストの「神秘的身体corpus mysticum」(DS.870)としての教会共同体が再生産されることになるのである。ここには歴史のうちで消滅してゆく身体と、時間をこえて永続的なものとしてつねに再生産されつづける身体という二重性がみられる。このときに共同体を創設する歴史的生起と想起にまつわる時間的な構造はいかなるものなのか、本発表においては、おもにヘーゲルのテクスト(『精神の現象学』の「啓示宗教」)に即して考えてみたい。

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