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2011-12-26

[] UTCP 池田喬『ハイデガー 存在と行為——『存在と時間』の解釈と展開』合評会  UTCP 池田喬『ハイデガー 存在と行為——『存在と時間』の解釈と展開』合評会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  UTCP 池田喬『ハイデガー 存在と行為——『存在と時間』の解釈と展開』合評会 - 日曜社会学>社会学的告知  UTCP 池田喬『ハイデガー 存在と行為——『存在と時間』の解釈と展開』合評会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

今年9月、UTCP特任研究員・池田喬さんが著書『ハイデガー 存在と行為——『存在と時間』の解釈と展開』を出版しました。出版を記念して、UTCPでは若手研究者を集めた合評会を行います。

ハイデガー研究者の串田純一氏、西山達也氏に加えて、近代哲学、分析哲学、倫理学の分野で活躍する萬屋博喜氏、古田徹也氏をお迎えします。ハイデガーについて、ハイデガーを超えて、議論を深める機会になるかと思います。

  • コメンテイター:
    • 萬屋博喜(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程:第一章へのコメント)
    • 串田純一(日本学術振興会:第二章へのコメント)
    • 古田徹也(お茶の水女子大学・日本大学非常勤講師:第三章へのコメント)
    • 西山達也(UTCP:第四章へのコメント)
  • 司会:
    • 石原孝二(UTCP)
  • 使用言語:日本語
  • 入場無料・事前登録不要
ハイデガー存在と行為―「存在と時間」の解釈と展開

ハイデガー存在と行為―「存在と時間」の解釈と展開

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2011-12-17

[] 第七八回 哲学/倫理学セミナー  第七八回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  第七八回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知  第七八回 哲学/倫理学セミナー - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント


第一部 13時30分から15時00分まで
  • 構想発表  「二つの共通感――趣味判断の構造について」 大熊 洋行

 『判断力批判』が当初、「趣味の批判」として構想されていたことはよく知られている。この構想のもとでは「感情と趣味、感覚的欲求の普遍的原理」の探求の一部に属するものとして扱われていた。カントはのちに趣味をめぐる問いを、判断力を軸として考察することへと構想を変更した。その結果、美に関する趣味判断に加えて崇高論や第二部「目的論的判断力の批判」を合わせた一書が現在のかたちで成立することとなった。

 第一部は当初の構想と同じ題材である趣味判断を問題としているが、必ずしも全てが当初の「趣味の批判」の構想のままに記述されているわけではないように思われる。これは分析論においては判断力という概念が登場せず、崇高論を経て演繹論以下では議論の中心として扱われることになる、という点からも見て取れる。

 本発表では、構想の差異に対応すると思われる異なる視点から二度扱われている「共通感」をめぐる議論を取り上げる。認識能力の調和ないし調律(Stimmung)と感情を軸に語られる前者と、判断力を軸に語られる後者とにおいて、たんなる外見上の変化にとどまらない、内実の変化はあるのだろうか。あるとすれば、どのような変化であろうか。本発表が問題とするのはこのことであり、問いは実質的に趣味判断の基本構造をめぐるものとなるであろう。

  • 【参考文献】
    カント『判断力批判』

第二部 15時10分から16時40分まで
  • 発表  「マルクスをどう読むか」 熊野 純彦

 なぜ、いまマルクスなのか。この件から考えはじめながら、マルクスのフェティシズム批判と時間論に読解の焦点を見さだめる。そのさい、身体論から時間論へと論点を架橋したうえで、『資本論』を、

  • 1.「貨幣の生成と機能: 商品交換と等質的な時間性」
  • 2.資本の原型と展開: 増殖する資本と時間的差異」
  • 3.「資本の時間化作用: マニュファクチュアの意味」

という三点にかぎって再読することをこころみたい。

  • 【参照文献】
    マルクス『資本論』(大月書店・文庫版、本文 全8分冊)

[] 社会科学基礎論研究会:田中俊之『男性学の新展開』合評会  社会科学基礎論研究会:田中俊之『男性学の新展開』合評会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  社会科学基礎論研究会:田中俊之『男性学の新展開』合評会 - 日曜社会学>社会学的告知  社会科学基礎論研究会:田中俊之『男性学の新展開』合評会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

 本年度第2回研究会として、著者をお招きした合評会を下記のように開催します。

 当研究会の「合評会――著者を招いて」の企画は、今回で18回目になります。この企画では一貫して、評者に忌憚のないコメントをしていただき、それをもとに著者・評者・参加者のあいだで学的に真摯な議論が行なわれることをめざしてきました。

 ぜひ、多数ご参加くださいますようお願い致します。

 みなさまのご来場をお待ちしております。

  • 1.日時:12月17日(土)14:00〜18:30
  • 2.場所:大正大学(巣鴨校舎)2号館3階 231教室
  • 3.プログラム

【合評会――著者を招いて(第18回)】

★ 研究会終了後、懇親会を行ないます。ぜひ、ご予定にお含めください。

事務局

〒170-8470 豊島区西巣鴨3-20-1大正大学人間学部社会学研究室(井出)気付

e-mail h_ide[at]mail.tais.ac.jp

世話人 井出裕久・佐野正彦・張江洋直

男性学の新展開 (青弓社ライブラリー)

[] 第13回生殖テクノロジーとヘルスケアを考える研究会  第13回生殖テクノロジーとヘルスケアを考える研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  第13回生殖テクノロジーとヘルスケアを考える研究会 - 日曜社会学>社会学的告知  第13回生殖テクノロジーとヘルスケアを考える研究会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

  • 日時: 2011年 12月17日(土) 14:00-17:30
  • 場所: 金沢大学 医学類 大多目的室(教育棟地階)
    〒920-8640金沢市宝町13-1 宝町キャンパス
  • 小宅理沙(環太平洋大学 非常勤講師)
    テーマ:「産むことと育てること ―日本における養子縁組の事例から」
  • 日比野由利(金沢大学医薬保健研究域医学系 助教)
    テーマ:「女性は何歳(いつ)まで産むのか ―卵子提供の話題から」
  • 小椋宗一郎(東京大学人文社会系研究科G-COEプログラム 特任研究員)
    テーマ:「ドイツの妊娠相談と妊娠葛藤相談について」

※研究会終了後に懇親会を予定しております。参加希望の方はあわせてご連絡ください。

  • 連絡先:金沢大学医薬保健研究域医学系環境生態医学・公衆衛生学(中村裕之教授研究室内)
    日比野由利 hibino[at]staff.kanazawa-u.ac.jp
    Tel: 076-265-2218 Fax: 076-234-4233
  • 参加申し込み/問い合わせ:金沢大学医薬保健研究域医学系環境生態医学・公衆衛生学
    本麻紀 moto0419[at]staff.kanazawa-u.ac.jp
    Tel/Fax. 076-264-6435

[] 対談:天田城介×三井さよ「生きるための支援をめぐって」(仮題)  対談:天田城介×三井さよ「生きるための支援をめぐって」(仮題) - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  対談:天田城介×三井さよ「生きるための支援をめぐって」(仮題) - 日曜社会学>社会学的告知  対談:天田城介×三井さよ「生きるための支援をめぐって」(仮題) - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

要事前申込。

http://www.arsvi.com/a/20111127.htm

天田城介著『老い衰えゆくことの発見』刊行記念 連続対談企画
対談3 天田城介×三井さよ 「生きるための支援をめぐって」(仮題)

  • 日時:2011年12月17日(土)15:00〜17:00
  • 場所:立命館大学東京キャンパス
  • 対 談:天田城介(立命館大学大学院先端総合学術研究科)×三井さよ(法政大学社会学部)
  • 定 員:30名
老い衰えゆくことの発見 (角川選書)

老い衰えゆくことの発見 (角川選書)

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2011-12-11

[][] 第一回関西エスノグラフィックデータセッション  第一回関西エスノグラフィックデータセッション - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  第一回関西エスノグラフィックデータセッション - 日曜社会学>社会学的告知  第一回関西エスノグラフィックデータセッション - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

データ提供:

  • 1)佐藤貴宣(大阪大学大学院人間科学研究科博士後期)「盲学校の進路配分プロセスにおける成員カテゴリー化実践」

【提供者からのコメント】

私は、現在、盲学校(今で言うところの「視覚支援学校」)における進路配分のメカニズムを インタビューデータやフィールドワークに基づいて明らかにしようとしています。

そうした関心から、今回私が皆さんと一緒に検討してみたいと考えているのは、盲学校の教師たちへのインタビューデータです。

「盲学校の生徒」というカテゴリーの構築と「盲学校」という「場」の「状況の定義」が相互反映的にお互いを支え合う関係構造のなかで 盲学校という独自のリアリティが日々達成されているように思います。

そうした独自のリアリティ構成のあり方が進路配分のプロセスを大きく規定しているのではないでしょうか。

こうした問題意識を出発点として皆さんと議論できればと思います。

当日は二人の教員へのインタビューデータとそのトランスクリプトをお持ちしますので、 それを皆さんと検討しながら、いろいろとお話しできればと思います。

どうぞ宜しくお願いします。

  • 2)木下衆  (京都大学大学院社会学研究科博士後期)「「トラブル」を記録する。――障害者施設X での文書資料の検討」

【提供者からのコメント】

今回の報告では、障害者施設X で職員が作成した文書資料を検討する。

X では、業務日誌、排便記録など、複数の文書資料が作成されている。

今回はその中でも、職員たちが自主的に作成し、日常の業務で参照しているケース記録を取り扱う。

報告者は、ケース記録を職員同士の相互行為として分析することで、 その背景にあるX での慣習的な理解と、職員間で利用者の障害がどのように焦点化されるかを、 明らかにしたいと考えている。

今回取り上げるケース記録は、この1年間で5回、形式が変更されている。

この記録形式の変遷を辿っていくと、職員間で利用者の何を記入すべきとされているのかが、 変化していることが確認できる。

では、この記録形式の変化からどのような含意が引き出せるのか?

報告者は今後、職員への聞き取り調査やX でのフィールドワークを補助線に、検討していきたいと考えている。


研究会趣意書 関西エスノグラッフィク・データセッション

発起人:鶴田幸恵、吉村雅樹、木下衆

1. 趣旨

ビデオカメラ、IC レコーダやデジタルカメラが簡単に利用できるようになったことは、 社会学や人類学などの分野で行われているフィールドワークに、さまざまな革新をもたらしています。

医師による診断場面の録画や、膨大な写真や文書を伴った移民街の記録など、私たちは、今までよりずっと詳細なデータを残すことが可能になりました。

しかし一方で、その詳細なデータを検討する機会は、不足しがちなのではないでしょうか?

記録のディテールを繰り返し検討し、新しい知見を得るためには、それなりの時間も根気も必要です。

また、誰にも相談できずに分析を進めていると、「自分の解釈は正しいのだろうか?」といった迷いが、少なからず生じるはずです。

そうやって下準備が不十分なまま、迷いを抱えたまま、いきなりゼミ発表、学会報告、論文投稿に突撃してしまい、結果的に苦労する。

――そんな苦い経験を抱えている人は、発起人たちだけではないと思います。

この研究会の目的は、「蓄積されたデータを、信頼できる人々と一緒に、詳細に検討する機会を設けること」です。

まだゼミや学会での報告に至っていない、つまり分析に取り組んでいる最中のデータを、複数の参加者と一緒に検討することで、新しい知見が得られるのではないか?

あるいは、他の参加者と自分の視点を比較することで、自分の分析視角をあらためて確認できるのではないか?

――データを、報告者の関心に即しながら、しかし他の参加者なりの視点を交えて検討することで、そういった効果が得られると発起人たちは期待しています。

今後の分析に、研究会で出た意見を反映しても構わないし、別に参考にしなくても良いという、そんな緩やかな集まりとして、 この「関西エスノグラッフィク・データセッション」を利用していただけたらと思います。

2. 参加を希望される方へ

いわゆる「質的研究」に関心のある方なら、誰でも歓迎です。

発起人はエスノメソドロジー・会話分析(EMCA)、社会構築主義に関心のあるメンバーが中心となっていますが、 それ以外の方法論を軸にしていても、何の問題もありません。

報告を希望される方へ

研究会で検討したいデータをご用意の上、発起人にご連絡ください。

映像、音声、画像、文書など、データの形式によって会場での提示の方法も変わってきますし、また報告者の関心によっても力点が変わってくると思います。

ご相談させていただいた上で、より良い形をとりたいと思います。

報告者以外の参加者の方へ

研究会で提供されたデータの引用などは、お断りします。

また、研究会で参加者が提供したアイデアは、報告者に帰属するものとして、ご理解ください。

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2011-12-05

[] 隠岐さや香 講演会  隠岐さや香 講演会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  隠岐さや香 講演会 - 日曜社会学>社会学的告知  隠岐さや香 講演会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

http://stsnj.org/

  • 2011年12月5日(月) 13時から14時30分/14時40分から16時10分
  • 東京大学駒場キャンパス 14号館3階308(京王井の頭線 駒場東大前駅 東口下車すぐ)
  • 第1部(13:00-14:30)『科学アカデミーと「有用な科学」』に関するご講演
  • 第2部(14:40-16:10)その後のご研究をご紹介いただきながら参加者の方々と議論

当日の参加も歓迎いたしますが、事前に、お名前、ご所属、メールアドレス(または電話番号)、隠岐さんへのメッセージなどを、メールまたは以下のフォームからご連絡いただけるとありがたく存じます。

  • 企画・お問い合わせ: 柴田和宏・住田朋久(東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程)kaz.shibata9[at]gmail.com, sumidatomohisa[at]gmail.com

参考:
http://d.hatena.ne.jp/hskomaba/20111114/1321269581
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2011-12-04

[][] 日本現象学・社会科学会第28回大会  日本現象学・社会科学会第28回大会 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  日本現象学・社会科学会第28回大会 - 日曜社会学>社会学的告知  日本現象学・社会科学会第28回大会 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

http://www.jspss.org/

  • 2011年12月3日(土)・4日(日)
  • 於:高千穂大学(東京都杉並区大宮2-19-1)

プログラム

【第1日:12月3日(土)】(1号館1101教室)

  • 12:00 受付開始
  • 12:30〜14:00 一般報告1                      司会:
    • 12:30〜13:15  3・11から足尾へ――旧足尾銅山における〈知〉の政治の現在――」 周藤 真也(早稲田大学)
    • 13:15〜14:00  現代日本社会における学術情報の共有に関する思想的側面からの考察」 福西 敏宏(群馬大学院生)
  • 14:00〜14:15 休憩
  • 14:15〜17:45
【土曜シンポジウム】 核と社会:原発がもたらすリスクと社会的選択
  • 18:15〜 懇親会(会場:セントラルスクエア4F 食堂)

【第2日:12月4日(日)】(セントラルスクエア2Fタカチホホール)

  • 10:00 受付開始
  • 10:30〜12:00 一般報告2
    • 司会:
    • 10:30〜11:15 「ハーバマスの『相補的学習プロセス』の条件について」 原科 達也(早稲田大学)
    • 11:15〜12:00 「知識伝承の身体論的基礎付け」 本田 康二郎(同志社大学・リサーチアソシエート)
  • 12:10〜13:20 委員会(セントラルスクエア4Fクリスタルルーム)(委員及び企画委員のみ)
  • 13:30〜14:00 総会(セントラルスクエア2Fタカチホホール)
  • 14:10〜17:40
【日曜シンポジウム】 「信頼」
  • 司会 池田 喬(東京大学
    • 「信頼の社会的次元と時間的次元」 浜 日出夫氏(慶応義塾大学)
    • 「核/原子力体制と『生活世界』――劣化ウラン兵器問題から考える」 嘉指 信雄氏(神戸大学
    • * 話題提供者         永守 伸年氏(京都大学
    • * コメンテータ        丸山 徳次氏(龍谷大学

2.第28回年次大会(2011年度)シンポジウムについて

 本年度は、上記プログラムにありますように、12月3日(土)、4日(日)の両日に2つのシンポジウムを企画いたしました。以下にそれぞれの企画の趣旨を掲載いたします。

【土曜シンポジウム】 核と社会:原発リスクと社会的選択

 震災後、原子力/核をめぐって、さまざまな社会的・制度的・倫理的問題の所在が明らかになっている。国内の全原子炉を2022年までに閉鎖することを早々に決定したドイツでは、社会学、哲学、経済、政治学の専門家、聖職者や労働団体の代表らによって構成される「安全なエネルギー供給のための倫理委員会」がその決定に重要な役割を果たした。しかし事故当事者である日本において、原子力/核の問題は依然として技術的視点からのみ語られがちであり、そのこと自体、原子力/核をめぐるわれわれの社会的選択と責任の所在とをあいまいにしている。

 わたしたちが核/原子力エネルギーを選択するリスクは無論、処理方法のわからない大量の放射性廃棄物を抱えることや、事故時のさまざまな直接的被害にはとどまらない。それが、従来人間社会の外側にあったはずの自然の災害リスクを、社会現象として、つまりわたしたちの選択の問題へといわば内部化するという問題であることは、社会学者たちがすでに議論してきたとおりである。しかしながら、見通しが容易ではない(あるいは原理的に不可能な)不確実で不透明な社会における種々の選択を、技術の問題として専門家にゆだねることで、わたしたちは自身の日常の消費生活においてすでに問われているはずの、社会のあり方と倫理の問題を決定的に回避してきたのではないだろうか。原子炉が建設され維持されることによって、それが立地する過疎地域(低人口地帯)の産業構造や日常生活に生じる変化、またそこで働く年間8万人という多くの匿名の被曝労働者たちの存在について、核/原子力の利得と恩恵にあずかる人々、そしてメディアの多くが無自覚であるか黙殺してきた。リスク社会における選択のリスクと負の帰結は、結局は従来どおり、社会的弱者へと押し付けられてきたと言わざるをえない。

 震災後の対応をめぐって政治が混迷し、哲学や社会科学もまた積極的な役割をはたしえていない状況において、他方、脱原発をさけぶ市井人による取り組みがあたらしい政治運動のかたちとして着目されている。おりしも格差問題を訴える草の根の抗議運動は全世界に広がっており、路上から立ち上がるこうした運動がいかなる射程と可能性をもちうるだろうか。

 初日のシンポジウムでは、これらの諸問題について積極的に発言を続けてこられたお三方をお招きして議論したい。原子炉建設によって変貌していく故郷福島を、震災以前から綿密に取材した労作『「フクシマ」論:原子力ムラはなぜ生まれたのか』を上梓された新進気鋭の社会学者 開沼博氏には、原子炉立地地域を生きる当事者たちの視点から、地域の利害や中央‐地方のポリティクスのなかで立ち上がる社会的選択についてご議論いただく。次いで、『ストリートの思想』『文化=政治:グローバリゼーション時代の空間叛乱』などで、インディーズ文化や「路上の思想」がもつ力について論及されてきた社会学者 毛利嘉孝氏には、脱原発運動の可能性と諸課題についてお伺いする。第三報告者の武田徹氏は、2002年に出版された『「核」論:鉄腕アトム原発事故のあいだ』においてすでに、「唯一の被爆国」を自認する国家が「豊かさ」を目指し核エネルギー利用を選択するに至ったさまざまな経緯を活写され、震災後に出版されたその増補版においては今回の顛末を単に「想定外」の突発的な事故の帰結としてではなく、歴史的かつアイロニカルな社会的選択による帰結として読み解く必要性に言及されている。「ハンタイ/スイシン派」の対立を俯瞰する評論家・ジャーナリストとしてのお立場から、近著『震災報道とメディア』等で展開されているマスメディアの諸問題について論じていただく予定である。進行中の困難な課題がつきまとう主題であるが、フロアからの積極的な参加と活発な討議を期待している。(文責:企画委員 木村正人)

【日曜シンポジウム】 「信頼」

「信頼」概念をめぐっては、これまで諸々の学問領域(哲学・社会学・社会心理学等)で、それぞれの学的関心から研究が進められてきた。他方、日常生活のさまざまな場面で、「信頼」が、安心・安全と関係づけられた文脈で用いられているのを目にすることも多かった。だが、〈3・11〉およびそれ以後の惨事で、容易に言葉にし難い状況が続くなかで、(社会における)「信頼」とはいったい何なのか、といった根本的な疑問を感じた人も少なくないのではないだろうか。この点で、「信頼」は、まさに社会の基礎に深くかかわるテーマであるように思われる。

日曜日に開催される大会シンポジウムでは、浜日出夫氏(慶應義塾大学)、嘉指信雄氏(神戸大学)、永守伸年氏(京都大学)、丸山徳次氏(龍谷大学)に登壇をお願いし、今後の社会のあり方も見据えつつ、「信頼」について、理論的・実践的観点をともに視野に入れ、個々の学問領域の枠を超えた議論を深めていきたい。

提題報告では、第一報告として、浜氏に理論的観点から「信頼」について語っていただき、第二報告として、嘉指氏に〈3・11〉後の社会を視野に入れた実践的観点から報告していただく。各報告の概要は以下のとおりである。

  • 「信頼の社会的次元と時間的次元」(浜日出夫氏)

社会学において、信頼概念は、秩序問題の解決を価値規範の共有に求めるパーソンズの規範主義的解決に対して、秩序問題に対する非規範主義的解決として位置づけられる。それはガーフィンケルによって定式化され、ジンメルまでさかのぼる。信頼概念は、自己と他者を橋渡しして相互行為を可能とするこの社会的次元とともに、時間的次元をもつ。すでにジンメルにおいて、貨幣交換を可能とする信頼は貨幣の継続的利用可能性への予期として時間的次元をもっていた。この信頼の時間的次元は、過ぎ去りゆくものを現在に繋ぎとめるとともに、到来しつつあるものを先取りする人間のあり方とかかわっている。本報告では、この信頼の時間的次元を取り上げ、信頼と希望の関係について考察してみたい。

  • 「核/原子力体制と『生活世界』――劣化ウラン兵器問題から考える」(嘉指信雄氏)

放射性廃棄物の軍事利用である、いわゆる劣化ウラン兵器は、「その影響が戦闘地域に限定されえないという意味において"非人道的"兵器であり、予防原則の観点からも禁止されるべき」との国際世論にもかかわらず、湾岸戦争、旧ユーゴ紛争、イラク戦争と使用され続けてきており、WHOなどの国際機関も、「人体・環境への悪影響は科学的に実証されていない」と見なしてきている――広島・長崎、そして福島にも共通する低線量・内部被曝リスクをめぐる論争が大きな壁となっているのだ。本提題では、核時代が連れてきた影ともいえる劣化ウラン兵器問題に光を当て、「核時代の生活世界」をめぐる科学と生‐政治について考えてみたい。

提題報告ののち、話題提供者である永守氏には、英語圏の哲学・倫理学における最近の信頼論研究について紹介してもらい、その観点から質問を行なっていただく。コメンテータの丸山氏には、本シンポジウムの諸論点について、総合的にコメントしていただく。

大会会場等について

【会場のご案内】
  • 会 場:高千穂大学
    所在地:〒560-8532 東京都杉並区大宮2丁目19-1
    土曜日 1号館1101教室(大会会場)、1203教室(控え室)、1204教室(シンポジウム打ち合わせ室)
    日曜日 セントラルスクエア2Fタカチホホール(大会会場)、同4Fクリスタルルーム(委員会室、シンポジウム打ち合わせ室)
    懇親会会場:セントラルスクエア4F 食堂
    • * キャンパスマップ:http://www.takachiho.jp/campus/campusmap.html
    • *最寄り駅からの移動手段など
      交 通:アクセスマップ:http://www.takachiho.jp/access/index.html
      1)山手線・新宿駅または渋谷駅から西永福駅(井の頭線)まで13分(新宿駅からの場合は、明大前のりかえ)、西永福駅から徒歩7分
      2)中央線・吉祥寺駅から西永福駅(井の頭線)まで10分、西永福駅から徒歩7分
      * お車でのご来校はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。
【会場近辺のホテルのご案内】

 JR中央線、京王井の頭線の沿線で、吉祥寺、渋谷、新宿など、多数のホテルがあります。各自ご予約下さい。

【懇親会場のご案内】

 高千帆大学内のセントラルスクエア4Fにある食堂で行います。

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2011-12-03

[] 社会構築主義の再構築プロジェクト研究会(略称RSC研)「ドロシー・スミスの『制度のエスノグラフィー』の社会探究法としての射程」  社会構築主義の再構築プロジェクト研究会(略称RSC研)「ドロシー・スミスの『制度のエスノグラフィー』の社会探究法としての射程」 - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  社会構築主義の再構築プロジェクト研究会(略称RSC研)「ドロシー・スミスの『制度のエスノグラフィー』の社会探究法としての射程」 - 日曜社会学>社会学的告知  社会構築主義の再構築プロジェクト研究会(略称RSC研)「ドロシー・スミスの『制度のエスノグラフィー』の社会探究法としての射程」 - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

社会構築主義の再構築プロジェクト研究会(略称RSC研)2011年度第2回研究会合プログラム

(1)自由報告13:30-14:30
  • 報告1: 藤原信行(立命館大学)「自死遺族による『不幸のレトリック』の実践と死因にたいする疑問の隠蔽」
    概要:
    自宅で突然の死を遂げたAさん(仮名)の頭部には、自傷行為によるものとはおよそ考えられない深い刺し傷があった。だが、室内に争った形跡もなければ、外部から何者かが侵入した形跡もなかったため、警察は死因を自殺と断定した。とはいえ遺族にとって、その頭部への刺し傷は、Aさんの死因が自殺であることを疑わせるものであった。そんななか、Aさんの義理の姪Bさん(仮名)は、Aさんの生活史を、外傷による容貌の変化、失恋、精神疾患、カルト教団への入信、といった「不幸のレトリック」として語る。Bさんはそれにより、Aさんに適切な自殺動機を付与し、自殺者というカテゴリーを執行しえた。この一連の過程を、Bさんへのインタビューデータにもとづいて記述する。
    • 司会: 杉浦郁子(中央大学ほか非常勤講師)
  • (休憩10分)
(2)テーマ・セッションドロシー・スミス「制度のエスノグラフィー」セッション
    • 司会 平英美(滋賀医科大学)
    • コメンテイター 小宮友根(日本学術振興会
  • 14:40〜15:30
    • 報告(1)「ドロシー・スミスにおける『社会的なもの(the social)』の論じ方─『フェミニスト社会学』とIE─」報告者: 上谷香陽(立教大学・非常勤)
  • 15:35〜16:25
    • 報告(2)「人びとの社会学としての『制度のエスノグラフィー(IE)』―紹介、評価、構築主義との対話―」報告者: 中河伸俊(関西大学
  • 16:35〜17:35
    • コメンテイターとの質疑応答と総合討論

*プログラム終了後、参加者の懇親会を予定しています。

  • 18:00-参加者懇親会
  • お問い合わせ先:
    • 東京大学文学部赤川研究室 akagawa[at]l.u-tokyo.ac.jp
    • 関西大学総合情報学部中河研究室 nobunaka[at]res.kutc.kansai-u.ac.jp
  • *この研究会は、科学研究費補助金を受けたプロジェクト(課題番号22530515「構築主義的な質的調査法の標準化と多面的開発のための共同研究」)の一環として開催されます。

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  • 2011年12月3日(土)・4日(日)
  • 於:高千穂大学(東京都杉並区大宮2-19-1)

プログラム

【第1日:12月3日(土)】(1号館1101教室)

  • 12:00 受付開始
  • 12:30〜14:00 一般報告1                      司会:
    • 12:30〜13:15  3・11から足尾へ――旧足尾銅山における〈知〉の政治の現在――」 周藤 真也(早稲田大学)
    • 13:15〜14:00  現代日本社会における学術情報の共有に関する思想的側面からの考察」 福西 敏宏(群馬大学院生)
  • 14:00〜14:15 休憩
  • 14:15〜17:45
【土曜シンポジウム】 核と社会:原発がもたらすリスクと社会的選択
  • 18:15〜 懇親会(会場:セントラルスクエア4F 食堂)

【第2日:12月4日(日)】(セントラルスクエア2Fタカチホホール)

  • 10:00 受付開始
  • 10:30〜12:00 一般報告2
    • 司会:
    • 10:30〜11:15 「ハーバマスの『相補的学習プロセス』の条件について」 原科 達也(早稲田大学)
    • 11:15〜12:00 「知識伝承の身体論的基礎付け」 本田 康二郎(同志社大学・リサーチアソシエート)
  • 12:10〜13:20 委員会(セントラルスクエア4Fクリスタルルーム)(委員及び企画委員のみ)
  • 13:30〜14:00 総会(セントラルスクエア2Fタカチホホール)
  • 14:10〜17:40
【日曜シンポジウム】 「信頼」
  • 司会 池田 喬(東京大学
    • 「信頼の社会的次元と時間的次元」 浜 日出夫氏(慶応義塾大学)
    • 「核/原子力体制と『生活世界』――劣化ウラン兵器問題から考える」 嘉指 信雄氏(神戸大学
    • * 話題提供者         永守 伸年氏(京都大学
    • * コメンテータ        丸山 徳次氏(龍谷大学

2.第28回年次大会(2011年度)シンポジウムについて

 本年度は、上記プログラムにありますように、12月3日(土)、4日(日)の両日に2つのシンポジウムを企画いたしました。以下にそれぞれの企画の趣旨を掲載いたします。

【土曜シンポジウム】 核と社会:原発リスクと社会的選択

 震災後、原子力/核をめぐって、さまざまな社会的・制度的・倫理的問題の所在が明らかになっている。国内の全原子炉を2022年までに閉鎖することを早々に決定したドイツでは、社会学、哲学、経済、政治学の専門家、聖職者や労働団体の代表らによって構成される「安全なエネルギー供給のための倫理委員会」がその決定に重要な役割を果たした。しかし事故当事者である日本において、原子力/核の問題は依然として技術的視点からのみ語られがちであり、そのこと自体、原子力/核をめぐるわれわれの社会的選択と責任の所在とをあいまいにしている。

 わたしたちが核/原子力エネルギーを選択するリスクは無論、処理方法のわからない大量の放射性廃棄物を抱えることや、事故時のさまざまな直接的被害にはとどまらない。それが、従来人間社会の外側にあったはずの自然の災害リスクを、社会現象として、つまりわたしたちの選択の問題へといわば内部化するという問題であることは、社会学者たちがすでに議論してきたとおりである。しかしながら、見通しが容易ではない(あるいは原理的に不可能な)不確実で不透明な社会における種々の選択を、技術の問題として専門家にゆだねることで、わたしたちは自身の日常の消費生活においてすでに問われているはずの、社会のあり方と倫理の問題を決定的に回避してきたのではないだろうか。原子炉が建設され維持されることによって、それが立地する過疎地域(低人口地帯)の産業構造や日常生活に生じる変化、またそこで働く年間8万人という多くの匿名の被曝労働者たちの存在について、核/原子力の利得と恩恵にあずかる人々、そしてメディアの多くが無自覚であるか黙殺してきた。リスク社会における選択のリスクと負の帰結は、結局は従来どおり、社会的弱者へと押し付けられてきたと言わざるをえない。

 震災後の対応をめぐって政治が混迷し、哲学や社会科学もまた積極的な役割をはたしえていない状況において、他方、脱原発をさけぶ市井人による取り組みがあたらしい政治運動のかたちとして着目されている。おりしも格差問題を訴える草の根の抗議運動は全世界に広がっており、路上から立ち上がるこうした運動がいかなる射程と可能性をもちうるだろうか。

 初日のシンポジウムでは、これらの諸問題について積極的に発言を続けてこられたお三方をお招きして議論したい。原子炉建設によって変貌していく故郷福島を、震災以前から綿密に取材した労作『「フクシマ」論:原子力ムラはなぜ生まれたのか』を上梓された新進気鋭の社会学者 開沼博氏には、原子炉立地地域を生きる当事者たちの視点から、地域の利害や中央‐地方のポリティクスのなかで立ち上がる社会的選択についてご議論いただく。次いで、『ストリートの思想』『文化=政治:グローバリゼーション時代の空間叛乱』などで、インディーズ文化や「路上の思想」がもつ力について論及されてきた社会学者 毛利嘉孝氏には、脱原発運動の可能性と諸課題についてお伺いする。第三報告者の武田徹氏は、2002年に出版された『「核」論:鉄腕アトム原発事故のあいだ』においてすでに、「唯一の被爆国」を自認する国家が「豊かさ」を目指し核エネルギー利用を選択するに至ったさまざまな経緯を活写され、震災後に出版されたその増補版においては今回の顛末を単に「想定外」の突発的な事故の帰結としてではなく、歴史的かつアイロニカルな社会的選択による帰結として読み解く必要性に言及されている。「ハンタイ/スイシン派」の対立を俯瞰する評論家・ジャーナリストとしてのお立場から、近著『震災報道とメディア』等で展開されているマスメディアの諸問題について論じていただく予定である。進行中の困難な課題がつきまとう主題であるが、フロアからの積極的な参加と活発な討議を期待している。(文責:企画委員 木村正人)

【日曜シンポジウム】 「信頼」

「信頼」概念をめぐっては、これまで諸々の学問領域(哲学・社会学・社会心理学等)で、それぞれの学的関心から研究が進められてきた。他方、日常生活のさまざまな場面で、「信頼」が、安心・安全と関係づけられた文脈で用いられているのを目にすることも多かった。だが、〈3・11〉およびそれ以後の惨事で、容易に言葉にし難い状況が続くなかで、(社会における)「信頼」とはいったい何なのか、といった根本的な疑問を感じた人も少なくないのではないだろうか。この点で、「信頼」は、まさに社会の基礎に深くかかわるテーマであるように思われる。

日曜日に開催される大会シンポジウムでは、浜日出夫氏(慶應義塾大学)、嘉指信雄氏(神戸大学)、永守伸年氏(京都大学)、丸山徳次氏(龍谷大学)に登壇をお願いし、今後の社会のあり方も見据えつつ、「信頼」について、理論的・実践的観点をともに視野に入れ、個々の学問領域の枠を超えた議論を深めていきたい。

提題報告では、第一報告として、浜氏に理論的観点から「信頼」について語っていただき、第二報告として、嘉指氏に〈3・11〉後の社会を視野に入れた実践的観点から報告していただく。各報告の概要は以下のとおりである。

  • 「信頼の社会的次元と時間的次元」(浜日出夫氏)

社会学において、信頼概念は、秩序問題の解決を価値規範の共有に求めるパーソンズの規範主義的解決に対して、秩序問題に対する非規範主義的解決として位置づけられる。それはガーフィンケルによって定式化され、ジンメルまでさかのぼる。信頼概念は、自己と他者を橋渡しして相互行為を可能とするこの社会的次元とともに、時間的次元をもつ。すでにジンメルにおいて、貨幣交換を可能とする信頼は貨幣の継続的利用可能性への予期として時間的次元をもっていた。この信頼の時間的次元は、過ぎ去りゆくものを現在に繋ぎとめるとともに、到来しつつあるものを先取りする人間のあり方とかかわっている。本報告では、この信頼の時間的次元を取り上げ、信頼と希望の関係について考察してみたい。

  • 「核/原子力体制と『生活世界』――劣化ウラン兵器問題から考える」(嘉指信雄氏)

放射性廃棄物の軍事利用である、いわゆる劣化ウラン兵器は、「その影響が戦闘地域に限定されえないという意味において"非人道的"兵器であり、予防原則の観点からも禁止されるべき」との国際世論にもかかわらず、湾岸戦争、旧ユーゴ紛争、イラク戦争と使用され続けてきており、WHOなどの国際機関も、「人体・環境への悪影響は科学的に実証されていない」と見なしてきている――広島・長崎、そして福島にも共通する低線量・内部被曝リスクをめぐる論争が大きな壁となっているのだ。本提題では、核時代が連れてきた影ともいえる劣化ウラン兵器問題に光を当て、「核時代の生活世界」をめぐる科学と生‐政治について考えてみたい。

提題報告ののち、話題提供者である永守氏には、英語圏の哲学・倫理学における最近の信頼論研究について紹介してもらい、その観点から質問を行なっていただく。コメンテータの丸山氏には、本シンポジウムの諸論点について、総合的にコメントしていただく。

大会会場等について

【会場のご案内】
  • 会 場:高千穂大学
    所在地:〒560-8532 東京都杉並区大宮2丁目19-1
    土曜日 1号館1101教室(大会会場)、1203教室(控え室)、1204教室(シンポジウム打ち合わせ室)
    日曜日 セントラルスクエア2Fタカチホホール(大会会場)、同4Fクリスタルルーム(委員会室、シンポジウム打ち合わせ室)
    懇親会会場:セントラルスクエア4F 食堂
    • * キャンパスマップ:http://www.takachiho.jp/campus/campusmap.html
    • *最寄り駅からの移動手段など
      交 通:アクセスマップ:http://www.takachiho.jp/access/index.html
      1)山手線・新宿駅または渋谷駅から西永福駅(井の頭線)まで13分(新宿駅からの場合は、明大前のりかえ)、西永福駅から徒歩7分
      2)中央線・吉祥寺駅から西永福駅(井の頭線)まで10分、西永福駅から徒歩7分
      * お車でのご来校はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。
【会場近辺のホテルのご案内】

 JR中央線、京王井の頭線の沿線で、吉祥寺、渋谷、新宿など、多数のホテルがあります。各自ご予約下さい。

【懇親会場のご案内】

 高千帆大学内のセントラルスクエア4Fにある食堂で行います。

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