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2012-08-04

[] Hayama STS Boot Camp Vol. 4.1 “Virtual Ethnography for STS?”  Hayama STS Boot Camp Vol. 4.1 “Virtual Ethnography for STS?” - 日曜社会学>社会学的告知 を含むブックマーク はてなブックマーク -  Hayama STS Boot Camp Vol. 4.1 “Virtual Ethnography for STS?” - 日曜社会学>社会学的告知  Hayama STS Boot Camp Vol. 4.1 “Virtual Ethnography for STS?” - 日曜社会学>社会学的告知 のブックマークコメント

<概要>

 Hayama STS Boot Camp科学技術社会論(STS)に携わる若手研究者(学生・ポスドク・助教)を対象として行う集中的討論会です。その内容としては10人程度の少人数で特定のコンセプトに関連する論文を読み合わせ、その理解やSTS研究における有用性などについて細かく議論します。

 今回は第4回で扱ったエスノグラフィーの中でも、ヴァーチャル・エスノグラフィーに焦点を絞り、その可能性や限界、課題や対処法、そして理論的な背景などについて深く議論し、その理解を共有することを目的とします。第4.1回という位置づけられた今回は、まずヴァーチャル・エスノグラフィーという方法論に関するいくつかの文献について討論を行い、その後のセッションで、実際にヴァーチャル・エスノグラフィーを実践されている東京大学の木村忠正教授、そしてセカンドライフのヴァーチャル・エスノグラフィーを行ったTarek Cheniti氏をお招きして議論を行います。参加者は以下に指定する課題文献を読んだ上での参加が望まれます。STSにおけるコンセプト理解と批判的検討能力、そして議論の展開力を身に着ける機会として利用していただければ幸いです。

 発起人:総合研究大学院大学見上公一・飯田香穂里・標葉隆馬

 特別企画者:京都大学江間有沙

Vol. 4.1 “Virtual Ethnography for STS?”

<第4回開催詳細>
  • テーマ:ヴァーチャル・エスノグラフィーを考える
  • 場所:東京大学駒場キャンパス14号館407号室
  • 対象:STS・文化人類学若手研究者(大学院生・ポスドク・助教など)
  • 募集人数:10人程度
  • 日程:2012年8月4日(土)
    • Session 1:16:00-16:40
    • Session 2:16:45-17:45
    • Session 3:18:00-19:00(英語)
    • Session 4:19:00-19:30
  • 費用:交通費・食費など全て自己負担(終了後に会場近辺で懇親会を予定。)
  • 参加申し込み締め切り:2012年7月27日(金)
  • 申し込み・その他問い合わせ:総合研究大学院大学見上までmikami_koichi[at]soken.ac.jp
発表概要

話題提供者は、情報ネットワークの普及と社会文化との関係について1990 年代半ばから調査研究に取り組んでいる。その過程で、質的調査と量的調査の関係についても、具体的なリサーチデザイン立案と調査実施を介しながら、方法論的基礎について検討を重ねてきた。情報ネットワーク研究における質的研究には、異なる二つの関心の文脈が存在している。一つは、デジタルネットワークの量的調査との相性の良さと、だからこそ質的調査の果たす役割の重要性、いま一つは、「エスノグラフィー」という方法が、経営学、心理学、健康保健科学など多様な学術的分野において関心が拡がるとともに、IT企業を中心に、「ビジネスエスノグラフィー」「産業エスノグラフィー」といった分野もまた拡大しつつあるという文脈である。この二つの文脈を交差させながら、話題提供者自身は、心理学、教育学を中心とした"mixed methods"(定性・定量相補融合法)の展開を踏まえ、情報ネットワーク研究におけるヴァーチュアル・エスノグラフィーの方法論として「ハイブリッドメソッド」と呼ぶ具体的な調査方法論を提起したいと考えている。ここでは、デジタルネイティブを対象としたハイブリッドメソッドの実践を紹介し、参加者の皆さまと議論を深めたい。

  • Session 3:「Virtual ethnography in practice」
    オックスフォード大学博士号取得(2011)Dr. Tarek Cheniti

In this talk I reflect on my experience as a virtual ethnographer in the context of a doctoral research on Internet governance. The main aim of this research was to understand governance as a lived reality and a practical accomplishment which can be experienced differently in multiple contexts. I provide an overview of the key opportunities offered by this stream of ethnographic and participant observer methodologies as the internet becomes more embedded into our daily interactions and research practices. I also go through some of the challenges posed by virtual ethnography, and the extent to which is can be considered‘different’from classical forms of ethnography. The talk shall give food for thought on potentially new modes of engagement with social science research which can help us achieve a better understanding of the phenomena we study and how they become socially meaningful.

(テレビ会議システムを利用した発表となります。使用言語は英語です。)

課題文献
  • Session 1:
    • 1.C. Hine(2000)Virtual Ethnography, Sage(esp. chapter 1&3)

補助文献として(前回の議論の経緯を理解する為に)

    • 2.S. Woolgar(1991)The Turn to Technology in Social Studies of Science, Science, Technology&Human Values, vol.16(1), pp.20-50
    • 3 . S. Woolgar(ed.)(2002)Virtual Society?:Technology, Cyberbole, Reality, Oxford University Press(esp. chapter 1)
  • Session 2:
    • 1.木村忠正(2009)「ヴァーチュアル・エスノグラフィー‐文化人類学の方法論的基礎の再構築に向けて‐」『文化人類学研究』(早稲田文化人類学会学会誌)第10 巻
    • 2.T. Kimura(2010)Keitai, Blog, and Kuuki-wo-yomu(Read the atmosphere):Communicative Ecology in Japanese Society, Ethnographic Praxis in Industry Conference Proceedings, Vol. 2010(1), pp.199-215
  • Session 3:
    • 1.T. Cheniti(2010)Preface&Mundanizing Governance(Ch. 5), the doctoral thesis submitted to the University of Oxford, UK

*上記の文献は参加者へ見上よりお渡しいたします。

参考文献
  • 1.A. Markham(1998)Life Online:Researching Real Experience in Virtual Space, AltaMira Press.
  • 2.T. Boellstorff(2008)Coming of Age in Second Life:An Anthropologist Explores the Virtually Human, Princeton University Press.
  • 3.D. Miller&D. Slater(2000)The Internet:An Ethnographic Approach, Berg
  • 4.A. Beaulieu(2010)From Co-location to Co-presence:Shifts in the Use of Ethnography for the Study of Knowledge, Social Studies of Science, Vol.40(3), pp.453-470
  • 5.G. Cooper et al.(1995)Ethnography and human computer interaction, in P. Thomas(ed.)Social and international dimensions of human-computer interfaces, Cambridge University Press
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